BLUE TREE CAFE

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長野県のほぼ真ん中「塩尻市」。

塩尻市の人口は約66,500人。特産品はワインと漆器。古くから「塩の道」と称される様々な街道が交差し、今でも東京や名古屋とも交流が多い土地です。挑戦を応援する気運も高く、行政・民間問わず多くの試みが行われています。

ナイアガラが栽培される塩尻・桔梗ヶ原エリアは、田畑に向かない作物が育ちにくい土地でした。しかし明治の頃「この土壌こそがブドウには向いているのではないか」と強く信じ、土を耕し、水を引き、開墾してきた人たちがいます。そうして、現在のブドウとワインの産地「桔梗ヶ原」が生まれました。今となっては地元の人にとって、ナイアガラはとても身近な存在。日常の中で自然と愛される品種となっています。

地域資源の価値を再定義。

塩尻市で栽培される加工用ブドウの総量の6分の1を占めるのが、ナイアガラというブドウ品種です。ナイアガラぶどう特有の華やかな香りはとても強く、フルーティだけどすっきりとした清涼感があり、収穫時期にブドウ農園の近くを歩くと、その香りに包まれてとても幸せな気持ちに・・・。

口に入れると爽やかな甘みが広がりながら、果肉をかじるとそこに酸味が混じり(ちなみに、塩尻の人は歯を立てずに種ごと丸呑みします笑)、嫌な甘さがなくすっきりと喉を通っていきます。しかし、そのナイアガラぶどうは生産農家や作付面積も年々減少している状況です。

6年前に比べると250トンも減少。その理由はナイアガラというブドウ品種の特性にあります。シャインマスカット、ナガノパープルなどの生食用ブドウ品種は市場の需要が高くあります。ナイアガラぶどうもその美味しさでは引けを取りませんが、皮が薄く、痛みやすいため長距離移動に適していません。

またワイン品種としても、長期保存のできる「メルロー」「シャルドネ」「カベルネ・ソーヴィニヨン」などヨーロッパ品種が一般的に重宝されます。その結果、相対的にナイアガラぶどうの取引価格が下がり、ナイアガラぶどう農家の経営は圧迫。赤字が続いたり、事業継承ができなかったりして、廃業する農家が増えています。

この土地ならではのビールづくり。

「ナイアガラホップ」は、塩尻市の大切な地域資源の一つであるナイアガラぶどうを無くしたくない!と強く願う「たのめ企画」のメンバーによって立ち上がったプロジェクト。想いに共感する地域の人たちと一緒につくり上げてきた“どローカル”なクラフトビールです。

原料であるナイアガラぶどうは、塩尻市内の農家さんから提供いただきました。うち一つは、ワイナリー「Belly Beads Winery」で醸造長を務める川島和叔さんが手掛ける「111vinyard」から。搾汁は塩尻市内の矢沢加工所株式会社にて行っています。そして、それを醸造するのは長野県上伊那郡にある南信州ビール株式会社。生産をする人、加工をする人、企画をする人。飲む人の手に届くまでに経由するすべての人の顔が見えるのも、この商品の大きな特徴だと思います。

これまでには2回、醸造をお願いする株式会社南信州ビールに試作をしてもらい、プロジェクトチームで試飲会を開きました。合計6種類の試作品を味わいながら「香り」「色」「苦味」「甘み」といった項目でそれぞれ評価をしながら「どのくらいの果汁割合で」「どの酵母を使って醸造するか」を真剣に決めてきました。結果、試作の中でしっかりとナイアガラぶどうの果汁感が残り、特有のマスカット・白桃・洋なしのような華やかで甘い香りがあり、でも味わいは甘すぎない。ビールが苦手なチームメンバーも「これだったら飲みたい!」と言えるものが出来上がるイメージができました。ぜひこの「ナイアガラホップ」をみなさんにもお届けしたいです!お手にとってごくごく飲んでいただけるのを楽しみにしています!

BLUE TREE CAFEで限定販売中!

NAIGARAHOP
ナイアガラホップ
長野県塩尻市の特産品である、ぶどう品種「ナイアガラ:の果汁をふんだんに使用した、華やかでフリーティーなクラフトビール

ナイアガラか充:約50%
アルコール度数:8.5%
1,200円(税込)

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